
加熱する医学部受験ブームで合格を実現するには
近年は、医学部受験ブームが過熱しており、進学校に通う優秀な生徒は東大に行くより地方国立大学医学部に行く人が多いと言われています。
また、比較的容易だと言われたいた私立大学医学部も今では偏差値60以上の学力が求められており、一筋縄ではいかなくなりました。
これは、終身雇用制度の崩壊、リーマンショックなどの世界恐慌を見てきた受験生は安定した雇用と高い地位が得られる医師という職業に魅力を感じる人が多いようです。
医師という職業は国家資格であり、生涯活躍することも不可能ではありません。
勤務医師でも年収1500万円以上が期待でき、独立すれば3000万円以上も夢ではありません。
限られた人しかなれない職業であるからこそ、希少価値が高く、また得られる対価も高いということになります。
職業別年収ランキングでは、大学教授やパイロットを抜いて医者が第1位の平均年収1232万円となっていることからも給与水準の高さが理解できます。
職業別年収ランキングTOP5
順位 | 職業 | 平均年収 |
---|---|---|
1位 | 医者 | 1232.7万円 |
2位 | パイロット | 1192.1万円 |
3位 | 大学教授 | 1051.3万円 |
4位 | 公認会計士・税理士 | 1042.5万円 |
5位 | 弁護士 | 1029.0万円 |
※参考:「賃金構造基本統計調査2017年版」
また、私立大学医学部では相次ぐ学費の値下げで割安感が出ており、サラリーマン家庭からの受験生が増えているのも起因しています。
大胆な値下げを慣行した医学部医学科
旧学費 | 新学費 | |
---|---|---|
順天堂大学 | 2970万円 | 2090万円 |
東海大学 | 4170万円 | 3760万円 |
関西医科大学 | 2970万円 | 2770万円 |
東邦大学 | 3180万円 | 2580万円 |
昭和大学 | 2650万円 | 2200万円 |
帝京大学 | 4850万円 | 3750万円 |
日本医科大学 | 2770万円 | 2200万円 |
なかには腕試し感覚で医学部を受験する人も少なくなく、入学後のイメージとのギャップについていけない人がいるのもまた事実です。
そのため、東大理3もそうですが、面接入試を再開したように医師として適正のある人物かを見極めるために面接試験を重視する医学部が増えています。
学力だけでなく、コミュニケーション能力や倫理観などが求められています。
そんな難易度の高い医学部受験に合格するには、ただ勉強するだけでは実現できない時代になりつつあります。
当サイトでは、そんな超難関試験を目指す医学部受験生にとって役立つコンテンツを配信していければと思います。
プロフィール

こころ
医学部受験経験者。受験時代は英語が苦手でした。図書館で勉強することが大好きです。
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